「社会福祉法人向けクラウド会計システム(社会福祉法人with freee / 福祉freee)」は、クラウド会計大手のfreee株式会社と、福祉業界の経営支援に豊富なノウハウを持つゆびすいグループが共同開発したシステムです。
本記事では、福祉freee独自の特徴や機能、具体的な導入メリット、サポート体制について解説します。クラウド型へのシステム移行を検討している法人の担当者は、ぜひ参考にしてください。
インプットツールとして会計freeeを使い、社会福祉法人用のレポートシステム(アウトプットツール)とAPIで相互に自動連携させる構成が特徴です。
日々の取引入力や預金通帳の取り込みは会計freee側で行い、社会福祉法人特有の月次・年次決算、予算管理、各種計算書類の作成は福祉freee側で処理。日常業務と専門的な決算業務を明確に役割分担できるため、経理の専任職員がいない法人でもスムーズな運用が可能です。
福祉・介護分野の経営サポートに豊富なノウハウを持つゆびすいグループが開発に関わっているため、社会福祉法人会計基準に準拠した帳票作成も安心です。
システム内でゆびすいの担当者と会計データを共有し、メッセージの交換ができる仕組みを構築。日常の疑問解決から行政指導・監査対策まで、専門家とスムーズにつながることができるのは、共同開発版である本システムならではの大きな強みといえます。
仕訳データは会計freee側から連携し、社会福祉法人特有の区分管理や予算管理、各種決算書の作成までを一元化。内部取引の相殺消去をスムーズに行うチェック機能や、WAM NETに対応したCSV出力機能を備えているため、経理実務の標準化と行政監査対策の効率化を同時に実現できます。
保育園、認定こども園、特別養護老人ホーム、障がい福祉施設など、複数拠点や多様な事業を展開し、それぞれの収支データを本部で一元的に管理・共有する必要がある社会福祉法人におすすめです。
詳細な権限管理機能を備えているため、「現金出納の入力だけを現場の事務職員に任せ、見せたくない重要部分は本部責任者のみに制限する」といった、経理業務の標準化や分業体制を敷きたい法人にも向いています。
社会福祉法人の会計業務では、情報公開・法改正対応・区分管理など共通して求められる対応がありますが、注意すべきポイントは施設の種類によって異なります。保育・介護・障がい者施設では、それぞれ事業の仕組みや関わる行政・資金の流れが異なるためです。
当メディアでは、施設別の現場課題に合った会計システムを厳選して紹介しています。自社施設に適したシステムの比較検討としてご活用ください。
公式HPでは操作画面は公開されていなかったため、代わりに業務フロー図を紹介します。

金融機関やクレジットカード、電子マネーなどの明細データに加え、ファイルボックス(OCR機能による領収書スキャン)や経費精算、請求書などのデータを会計freee側へ集約し、取引(仕訳)を登録する仕組みです。
取り込まれた明細は、会計freeeの「自動で経理」機能や自動登録ルールを活用することで、1クリックで帳簿付けが可能。一度設定すれば継続的にデータを自動取得できるため、手入力の削減や入力ミスの防止、経理処理時間の短縮につながります。
会計freee側で処理された仕訳データは、「仕訳のAPI連携」を介して福祉freeeへと連携。福祉freee側では、社会福祉法人会計基準に対応した会計伝票、月次計算書類、総勘定元帳、決算書、予算書といった各種帳票の作成・出力に活用されます。
複数施設を運営しており、各園のデータを合算させる作業に時間がかかっていました。
クラウド型のシステムであるため合算させる必要がなく、作業時間を削減できました。
顧問税理士もシステムにアクセスできるためデータの受け渡しもなくなりました。仕訳にコメントも入力できるためコミュニケーションの機会も増えました。
社会福祉法人の会計業務における課題や監査対策は、運営施設の種類によって異なります。現在の業務負担を減らすには、自施設の課題に対応した会計システムを選ぶことが重要です。
自施設に合ったシステムを比較・検討したい方はこちらをご覧ください。
福祉freeeの導入費用および月額のランニングコストは、以下の通りです。
| 初期費用 | 要問い合わせ |
|---|---|
| 月額費用 | 要問い合わせ(法人の規模や拠点数、利用範囲に応じて個別見積もり) |
| 提供形態 | クラウド |
ベースとなる会計freeeのプランに加え、ゆびすいグループが提供する社会福祉法人用のレポートシステム、および運用サポートの組み合わせによって料金が変動します。初期費用を抑えて月額払いにしたい場合や、補助金のタイミングに合わせて見積もりを希望する場合は、公式HPから直接お問い合わせください。
ゆびすいグループ内の専門家ネットワークを活かし、システム運用にとどまらず、法人が抱える経営課題に応じた相談やフォロー体制が期待できるのが強みです。
日々のシステム操作や技術的な問い合わせについては、freeeサポートデスクが対応窓口となっており、手厚いサポート環境が整っています。詳細なサポート範囲や導入スケジュールについては、公式窓口へ個別にお問い合わせください。
本メディアでは、「保育・介護・障がい者施設」それぞれのの課題を解決するおすすめの会計システムを紹介しています。システム選びの比較・検討にお役立てください。


